IDaaSを導入すると、IDやパスワードを一元管理することができます。これによって、複数のIDなどを管理・保管するための手間が節約可能です。紙などにパスワードを書いて保管していると、セキュリティ上のリスクもあります。代表的な機能は、シングルサインオンです。
一度ユーザー認証をしたら、それ以降は認証なしでログインできる仕組みのことです。IDaaSの中には、指紋認証・顔認証などの生体情報を含めた認証方式を用いることによって、セキュリティ強化をしているサービスもあります。IDaaSの比較の大きなポイントは、セキュリティ面です。IDやパスワード情報を社外で管理することになるため、セキュリティ面で信頼がおけることが絶対条件です。
最悪の場合、サーバー攻撃を受けて個人情報が流出してしまうことになります。こういったサービスは、利用者が増えないのでサービス停止ということがよく起きます。サービスの継続性についてもしっかりと調査しておきましょう。サービスを長期的に継続できるような体力がある企業を選ぶのがいいです。
海外IDaaS企業も多いので、国内のサービスに対応しているかどうか、サポート体制はどうかといったポイントも要チェックです。重要ポイントとして外せないのが費用です。月額契約なのか年契約なのか、どこまでが標準プランで、どこからがオプションになるのかなどのポイントを確認しておきましょう。やはり日本のユーザーを優先してくれる日本企業がおすすめです。